環境性能
人体にも環境にも
負担のかかりにくい素材を使う
耐久性の高い住まいであっても寿命は無限ではなく、いつかは解体されるときが来ます。そして現在の日本において安価な建材で次々と建てられている〝使い捨ての家〟は、そう遠くない将来、膨大な量の〝燃やすことのできないゴミ〟となることが予想されます。処分に困るようなものをこれ以上増やさぬよう、家づくりには「環境性能」が追求されなければならないのです。
どんなにすばらしい性能を持った建材であっても、化学物質などの有害なものが含まれていて住む人の健康に害をおよぼしたり、解体するとき環境破壊につながったりするような素材はなるべく使うべきでないとわたしたちは考えています。バームハウスでは「使うべきもの」「使ってはならないもの」を定め、安全に処分できる材料を厳選しています。未来に生きる子どもたちのため、今を生きるわたしたち大人は環境に負担を残さない家づくりを行わなければなりません。このような環境性能と、遮熱、断熱・気密、透湿などの高い性能を両立しているのがバームハウスなのです。
バームハウスが使わない、
従来より使用されてきた問題のある断熱材

グラスウール
3ミクロン以下のガラス繊維は、アスベストと同様に癌を引き起こす素材として、人の健康をおびやかすことが懸念されています。構造体でカビが発生する原因にもなります。

セルローズ
原材料は古新聞や電話帳などです。このように一度印刷された紙には酸化防止剤や漂白剤、印刷インクや防虫剤などが含まれていることが危惧されています。

ロックウール
高温で熱するため、製造時に大量の二酸化炭素を出す建材です。

吹付け発泡ウレタン
新築当初は確実に接着されていても、地震の揺れや木材の収縮によって断熱材にすきまができ、性能が落ちていく可能性が高い建材です。

羊毛
火に弱い素材なので、防火性能を向上させるためにホウ酸などの物質が加えられています。また害虫などの被害を防ぐため、除草剤などが使用されることもあります。

石油系断熱材
火災時に有毒ガスが発生する危険性があり、最終処分の際も十分な安全性が確保できないという問題のある建材です。
